膵臓がんについて

膵臓という臓器は、インスリンコントロールなど、血糖値のコントロールや細胞レベルの脂肪蓄積コントロールなど、目に見えない部分のコントロールを地道に行う非常に重要な臓器です。

しかし、それだけ酷使される臓器でもあり、それだけ病気を発症しやすい臓器であるとも言えます。
中でももっとも恐ろしい病気が、「膵臓がん」です。

もちろん、命の危険が及ぶという意味でも恐ろしいのですが、膵臓がんを発症すると、激しい痛みをともなうことが多いからです。

ですから、膵臓がんを発症する人に対し、「神に見放された病気」という表現がなされることもあるほどです。
膵臓は、その位置的に少々わかりづらい位置にあります。

胃の真後ろに位置し、十二指腸に囲まれるように位置しているため、膵臓がんを発症すると、背中から首、腰などに激しい痛みをともなうとされます。

ただし、内臓にがんを発症すると、たいていは背中に痛みを発症しますので、背中が痛いからといってもすべてが膵臓がんであるというわけではありません。
膵臓がんにも複数のタイプがあるのですが、そのうち90%以上が「膵管」にできる悪性腫瘍であるとされます。

したがって、これを「膵管がん」と特別に呼ぶ場合も少なくありません。

膵管は、膵臓内部を縦横に貫いて走っており、発見された箇所によって、手術の箇所が決定します。
その症状は、早期発見の場合はほとんど無症状であるケースが多く、この場合は生存率が高まります。

ただ、やはり胃が重い、背中の鈍い痛みが続くなど、臓器のがんの特徴的な症状が、発見のきっかけになっています。
また、肝臓やその周辺臓器にがんが発生した場合によく見られる「黄疸(おうだん)」は、膵臓がんの際にもよく見られる症状ですので、注意が必要になります。

また、身体全体が白っぽくなるというのも、膵臓がんにみられる特徴的な症状になりますので、心当たりのない「身体の色」に異変を感じたら、すぐに病院に行って検査をしてもらうべきでしょう。